ビタミンEの効果は老化防止だけじゃなかった!

ビタミンEの効果

【ビタミンEの効果】 目 次

ビタミンEの効果

 

老化防止・がんの予防

 

美容意識の高い方にとってビタミンEといえば、やはりお肌の老化防止ですよね。ビタミンEの老化防止効果は、そのままがん予防にもつながりますよ。

 

体の細胞は不飽和脂肪酸でできた膜で覆われています。この不飽和脂肪酸を酸化させ、老化の進行やガン化させる原因となるのが活性酸素です。スーパーオキシドアニオンラジカル(通称スーパーオキシド)、ヒドロキシルラジカル、過酸化水素、一重項酸素の4種類があるとされています。

 

 

活性酸素

 

体内の各細胞では酸素を取り込んで様々な代謝活動を行っています。その過程で一部の酸素は免疫機能を担う活性酸素となります。活性酸素は大量に発生してしまうと、本来攻撃する対象ではない健常な細胞を攻撃して傷つけてしまうことがあります。

 

 

活性酸素の攻撃から細胞膜を守るのがビタミンEです。

 

ビタミンE

ビタミンEは細胞膜で待機して、活性酸素が近づくと自分の電子を渡して攻撃性を失わせてます。電子ビームを発射して攻撃するイメージです。

 

ビタミンEの近くにビタミンCがいれば、ビタミンEは電子をもらって再び活性酸素からの攻撃に備えることが出来ます。電子を渡したビタミンCは役目を終えて尿中に溶け出して排出されます。

 

このように、細胞が活性酸素から攻撃を受けるのを未然に防いでくれるビタミンは抗酸化ビタミンとよばれ、ビタミンE以外にも、ビタミンA、ビタミンC、β-カロテンなどがあります。美容意識の高い方にとってはどれもお馴染みの名前ばかりですよね。

 

人間の身体は本来、体内の酵素によって過剰な活性酸素の活動を抑える機能が備わっていますが、加齢にともなって体内で作られる酵素の量は徐々に減ってしまいます。特に40歳を過ぎたらこういった抗酸化ビタミンを意識して摂取することを心がけてくださいね。

 

動脈硬化の予防

 

細胞膜を作るのに欠かせない物質がコレステロールです。コレステロールの摂取は健康維持に欠かせないのですが、摂取し過ぎると動脈硬化の原因になってしまうことは皆さんよくご存知だと思います。

 

コレステロールには通称悪玉コレステロールとよばれるLDL
善玉コレステロールとよばれるHDLの2種類があります。

 

【悪玉】などと聞くと、LDLはいかにも生まれながらの問題児のような印象を受けてしまいますが、実態はちょっと違います。

 

ビタミンE

LDLはコレステロールを各細胞に配達中の姿で、HDLは配達が終了しただけの姿です。

 

身体が必要としている以上にコレステロールが取り込まれると、LDLは荷物(コレステロール)の受取人がいないまま血液中をさまよいますので、当然増えていきます。

 

いつまでもさまよっていると徐々に活性酸素と反応して酸化LDLとなり、血管の内側の膜(血管内膜)を傷付けはじめます。これが問題。。。

 

悪玉コレステロール

通常、酸化LDLは白血球の1種であるマクロファージによって破壊されますが、その活動が血管内の1箇所で集中して起こると、マクロファージはどんどん集まりそれがやがて大きな塊となって血管の通路を狭めてしまいます。

 

ビタミンEは増えすぎたLDLが活性酸素によって酸化されることを防ぐことで、動脈効果を予防します。

 

肌の老化防止

 

ビタミンE シワ

肌の老化の目印となるのがシミ・シワ・ソバカス。これらの原因としてよく登場するのがメラニンです。メラニンは先程のLDLと同じように【悪玉】のように扱われていますが、メラニンは本来、紫外線から皮膚を守る大切な役割を担っています。

 

紫外線は皮膚の奥深くまで侵入すると、ヒアルロン酸やコラーゲンなどによって作られる網目状構造の細胞を破壊します。すると肌は保湿性や弾力性が失われ、シワが発生します。

 

メラニンは皮膚の大切な防御機構の1つとして、皮膚の一番下にある層(基底膜層)でどんどん作られます。作られた後は約1ヶ月程度でかけて皮膚表面に向かって押し上げられて、最後は垢として剥がれ落ちます。

 

ですが間違ったスキンケアや様々なストレスによって新陳代謝のリズムが乱れると、なかなか皮膚表面に押し出されずに色素として沈着してしまいます。これがシミやソバカスです。

 

ビタミンEは血行を良くすることで皮膚の新陳代謝を促し、メラニン色素が皮膚表面にまで押し出され垢となって消えることをサポートします。 紫外線は活性酸素も作り出しますが、これを無害化するのもビタミンEです。

 

血行促進

 

ビタミンE 肩こり

辛い肩こりの原因はいろいろありますが、一般に一番多い原因は血流不足。血流が不足してしまう原因も様々ありますが、結局のところ血管が収縮して流れが悪くなってしまうことです。

 

血管を収縮させたり拡張させたりするのは自律神経の役目。ビタミンEは自律神経に働きかけて、血管が収縮するように命令する神経伝達物質が作りだされるのを抑制します。

 

その結果、末梢血管は拡張されますので、肩こりはもちろん、血行不良が原因の冷え性や頭痛といった諸症状が緩和されます。

 

市販の肩凝り薬にビタミンEが含まれているのはこのためです。

 

溶血性貧血の予防

 

赤血球が破壊されることで数が少なくなり、その結果起きる貧血を溶血性貧血とよびます。赤血球の細胞膜も不飽和脂肪酸で作られており、酸化による活性酸素の攻撃対象となります。

 

ビタミンEは赤血球の細胞膜にいて、不飽和脂肪酸が酸化されることを防ぎます。

 

生殖機能の維持

 

実はビタミンEは不妊症に関する研究がキッカケとなって偶然発見されたもので、女性とは大変縁が深いビタミンです。女性は40歳を過ぎたあたりから女性ホルモンの分泌量が減ってくるのですが、これが原因で肉体的精神的に起こる様々な症状が更年期障害です。

 

ビタミンEは女性ホルモンの分泌をサポートすることで、更年期障害特有の諸症状の緩和に効果を発揮します。また男性ホルモンの分泌とも深く関わっていますので、精力減退などにも効果を発揮することが知られています。

 

 

脂溶性ビタミンの代表がビタミンE

 

ビタミンは大きく2種類に分けられます。水に溶ける水溶性のビタミンと、脂に溶ける脂溶性のビタミン。水溶性ビタミンの代表はビタミンC、そして脂溶性ビタミンの代表がビタミンE

 

水溶性ビタミンは水に溶けやすいので摂り過ぎても尿としてすぐに排泄されますが、脂溶性ビタミン(D・E・K・A)は体内に留まる時間が長いのでなかなか排泄されないのが特徴。デカは脂溶性!と覚えて下さいね。

 

 

ビタミンE お茶

ビタミンEの含有量No1と言ったら煎茶の茶葉で、100gあたり64.9mgとズバ抜けて多いことで有名です。たった6g(ティースプーン3杯)でレモンだったら2個分、ホウレン草だったら6束分! 茶葉は他にも鉄、カリウム、カルシウムといったミネラル類や、ビタミンA、B、Cもタップリ含まれているスゴイ緑黄色野菜なのです。。。

 

と言っても、茶葉をサラダ感覚でバリバリ食べる人はあまりいないと思いますので(いたらゴメンナサイ!)、一般的な食材でビタミンEが豊富なものを幾つかご紹介しますね。

 

 

ビタミンEが豊富な食材

茶葉以外でしたら、種実類や油類それから魚卵にも多く含まれています。具体的には、アーモンド、松の実、落花生、とうがらし、サフラワー油、とうもろこし油、なたね油、マーガリン、あんこうの肝、すじこ、野菜類ではホウレン草、レモン、カボチャ、モロヘイヤなどです。

 

 

日本人の食事摂取基準2010年度版

『日本人の食事摂取基準2010年版』によれば、ビタミンE摂取の目安量は18〜29歳の成人男性で7.0mg/日、女性では6.5mg/日とされています。摂取しても問題がないという意味の耐容上限量は、成人男性で800mg/日、成人女性では650 mg/日とされています。

 

目安量程度でしたら、ビタミンEを毎日の食事から摂ることは十分可能です。例えばアーモンドでしたら10粒、サフラー油でしたら大さじ2杯、ほうれん草でしたら1.5〜2束、カボチャでしたら1/4カットです。

 

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『食品成分表』などを参考にして、カロリーに気をつけながら毎日のお食事でビタミンEを摂取するのが理想です。忙しい毎日の中でやりくりするのが煩わしということでしたら、健康補助食品やサプリメントなどを上手に利用して、ビタミンEを堅実に補うというのも一つの方法ですよ。